げんきワールド　12月号　体育教室講師　手嶋和仁（げんきスポーツ）

• 2018.12.03
• コラム

先日２０年来のすっごく気が合う仲間と、久しぶりにスケジュールがあったので、僕を含めた三人で“釣りキャンプ”に行ってきました。昔はよく集まって遊んでいたのですが、子供が大きくなるにつれ、なかなか３人のスケジュールがあわず“行きたいね…行こうかね…”と、話ばかりでなかなか実行できずにいました。久しぶりに３人で遊べると思うと、僕のテンションは前日からマックス状態！！持って行く物の用意をするのにも鼻歌♪交じり！夜もなかなか眠れずに、当日の朝を迎えました。当日は子供のラグビーの試合もあったのですが、この日ばかりは僕は欠席。「お～♪がんばれよ～♪」と、気のない言葉をかけ、早々に家を出ました。朝早くに友達の家に集合し、１ボックスの車に、３人分とは思えぬほどの大荷物を積み込み出発！片道３時間の車の中は大盛り上がり！車ごとフェリーに積んで島に渡りました。島に着き荷物を下ろし終えると、それぞれ自慢の“キャンプ道具”を見せ合います。しばらく会わないうちに、おのおの“ニューグッズ”がいっぱいでして…（僕もそうなんですが、「いい！！」と思ったらすぐに買っちゃうんですよね…そういう所も、似たもの同士なんですね…）ゆったりとキャンプのベースを作り、夕方からいよいよ釣り開始！！…が、釣れません…なかなか釣れません…困りました…非常に困りました…というのも、いつもは夕飯前には、かなりの量の魚が釣れるので、今回も肉や、お総菜みたいな物は何一つ買わずに島まで渡ってしまいました…買ってきたのは、“米、みそ、ネギ”のみ…日が暮れて釣れた魚は、いつもなら逃がすぐらいのサイズの小さな魚が三匹。と、まあまあサイズの魚が二匹…「まあまあサイズは刺身にしよう！」…と思ったら「誰か醤油もってきた？」「……」…刺身断念…結局その日のメニューは、魚のみそ汁と白ご飯のみ。でも、味は格別！釣れたての魚で作るみそ汁は、まずいわけがないし、計量カップを忘れ、目分量で炊いた白ご飯の味は何とも言えず美味！「やっぱ外で食べると最高やね！」なんて言っていたのは最初だけ…一人がぼそっと言いました。「漬け物か、ふりかけぐらい買ってくれば良かったね…」「うん…」そんなやりとりの後、一人の友人が「ご飯にみそを塗ろう！」と言い出し、やってみることに…すると…「！！うんま～い！！」僕たちのテンションは一気にヒートアップ！さらにネギを混ぜると悶絶するぐらいのおいしさに！！今までご飯にみそを塗って食べた事なんてなかったのですが、みんな口々に「今度から家でもみそ塗ってご飯食べよう！！」なんて言い出す始末…あまりのおいしさに、家に帰ってすぐに奥さんと子供達にみそご飯を食べさせました。…ほぼ無理矢理…反応はまあまあと言ったところでしょうか…当然ですよね…キャンプに行って外で食べたことと、他に食べるものが何もない状況が、みそとご飯を格別においしくしたのは分かっています。分かっていたのですが、僕の感動を家族に“押し売り”してしまいました…いつもこんな感じです…しかし、４０過ぎのおじさん達が集まってご飯にみそ塗ってワーワー言っている姿は、今思い出しても自分でも笑えますが、これからの“思い出の味”になったことは間違いありません。こんな、くだらないけど素敵な思い出をこれからも大事にしていきたいなあ…
…なんて、くだらないことばかり書いて参りましたが、みなさん、良いお年をお迎え下さい！そして、おせちに飽きたら“みそご飯！！”試してみては？　　　　あっ！ネギもお忘れないように！