げんきワールド10月号 体育講師 手嶋和仁(げんきスポーツ)
なんだか突然寒くなりましたね。急な気温の低下が原因なのでしょうが、僕が体育教室に行っている全部の園で、風邪の症状でお休みしている子が、かなりたくさんいます。
朝晩と昼間の気温差がとても大きいこの季節、体調には充分気をつけて過ごしたいですね。
一年のうち、“半袖・短パン”スタイルで仕事をすることが多く“季節感がない男”と言われているとかいないとかの僕もさすがにそろそろ衣替えしないといけないようです。
さて、終わってからかなり時間が経ったようにも思えますが、“運動発表会”では、とても味わい深い時間を過ごすことが出来ました。出来る出来ないではなく、こども達がチャレンジする姿、その姿を見て応援を始めるお友達、コロナ禍で大きな声は出せない中での沢山のおうちの方の拍手や手拍子、そして表情を見ると“がんばれ!がんばれ!”の顔!顔!顔!!
種目の補助につきながらも、こども達や、おうちの方々の表情をじっくり見ることが出来る運動発表会の形が、僕にはとても心地よい時間に感じられました。
音楽がない、次の種目までかなり時間がかかる…こういう形での運動会は他の園や学校では中々ないようです。
良い悪いを言うわけではありませんが、どうしても先生達が進行具合を気にし、時間に縛られ、うまくいかなかったり中々出来ない子どもには、すぐに助けの手を出す。
運動会の相当前から練習が始まり、毎日毎日同じ練習ばかりして、本番での“出来映え”は凄いのですが表情が…といった形の運動会がほとんどなのが現状です。
練習(天使では準備と言っているようです)の段階でも、決して過度の練習をせず、子ども達が楽しめるような工夫を凝らし、楽しみな気持ち、チャレンジする気持ちを蓄えつつ当日を迎える。当日も、先生達が子ども達の表情やペースを見極め、こども達の気持ちを大切にしながら、こども達主体の運動発表会ができる事は本当に凄い事だと思います。
発表会の日に園長先生も言ってありましたが、音楽がないことで、こどもたちの会話や息づかいまで聞こえてきそうな雰囲気を、その場にいる全員が共有し、楽しめるような運動会が、もっともっと増えていけばいいのにな…と、ひっそりと思うのでした。
10月号と書いていますが、すぐに11月が…そして“あっ!”というまに12月が来て、気付けばお正月!…になってしまうんでしょうね(汗っ)なんだか今年は色んな事で忙しい日々が続いていたので、今年は例年にも増して1年が経つスピードが速く感じられます。歳を重ねるごとに、時の流れがますます速く感じられるようになってきた昨今。“あっ!”というまに過ぎていく日々の出来事を、本当に“あっ”というまだったね!で終わらせるのはもったいない!その時その時を大事に、噛みしめながら生きていこうぜっ!!
…なんて、最近考えるようになったのは季節の変わり目が原因?はたまた、そんなお年頃になったせいなのでしょうか…
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