げんきワールド 12月号 体育講師 手嶋和仁 (げんきスポーツ)
先月号の続きのようになってしまいますが、高1の二男のラグビー大会。
まさかの二男の早すぎる登場にドキドキが止まらなかったオンラインでの試合観戦(先月号参照)から1週間。
結局負傷してしまった先輩の代わりに、次の試合からは二男がスタメンで出場することになってしまいました。
またまたオンラインでの試合観戦となり、スマホをテレビにつなげ、生きた心地がしないような状態で祈るように画面に見入っていました。
しかしやはり、試合に出ている本人はあまり緊張している様子もなく時折いいプレイも出ている様子。結果、危なげなく勝利することができ、準々決勝に進むことができました!そして翌週、いよいよ待ちに待った生での観戦が解禁されたのですが、僕と奥さんは画面越しで観るよりもはるかに緊張っ!久しぶりに一般のお客さんが観戦できる試合ということもあり、スタンドにはかなりのお客さんが…あまり人が座っていない席で夫婦でひっそりと、しかし心臓バクバク状態で試合を観ているところへ、偶然僕を見つけた友達がやって来ました。
この友達が横に座って一緒に試合を観てくれたおかげで、僕の緊張は次第に和らぎ、少し落ち着いて観戦することができました!本当にありがたかったです!
結果、試合には負けてしまいましたが最後まで諦めずにプレイするこども達の姿に感動、そして感謝をしつつグラウンドを後にしました。
後日、いつも試合の写真を撮ってスマホに送って下さる保護者の方から、何百枚もの写真を送っていただいたので拝見させていただいていると、1枚の写真が目にとまりました。その写真は、試合後に撮られたものだったようですが、本来ならば全試合に出る予定だった、負傷してしまった3年生の先輩が、代わりに出場した二男の肩を抱く写真。
次の写真は笑顔で二男の頭を撫でている写真。
もちろん僕は2枚の写真を見た瞬間“ぐっ”ときてしまいました。
先輩は本当は自分が試合に出たくて出たくてたまらなかっただろうし、二男ではなく自分が出ていたら…といった思いももちろんあったと思います。
高校最後の大会に出られなかった悔しさはかなりのものだったに違いありません…しかし写真に写っている先輩はそんな事など全く感じさせない、にこやかな表情…写真を見た後に二男に話を聞くと、この写真の場面で先輩が「ありがとう!よくがんばってくれた!」と言ってくれたそうで…そんな話を聞いたら、またもや“ぐっ”と…
僕たちが試合の度に夫婦そろってドキドキしていた中、「別に緊張してない」とか「勝つよ」とか口では強がっていましたが、二男のドキドキやプレッシャーはきっと僕らのそれとは比べものにならないくらい、かなりのものだったでしょう。
これからもこういう場面を経験し、乗り越え、成長していくんでしょうね。
すばらしい環境、素敵なチームメイト達に囲まれてラグビーができる二男をうらやましく思ったと同時になんだか心が温かくなるのでした。
さて、二男の大会が終わったと思ったら今度は長男が、急遽、大学ラグビーの大会に出ることになりまして…
かなりのブランクがあり、筋トレをしなくなり、プロテインも全く飲まなくなったせいか、体重が7㎏も減ったそうで怪我の心配もあったのですが、こちらも僕らの心配をよそに終始楽しんでラグビーができたようでした。
そして、この長男のラグビーの試合の翌朝、《玄関おにぎり事件》が起こるのですっ!
いったいどんな事件なのかっ!!大して期待しないで来月号をお待ち下さい!
またもやどうでもいい話で今年最後の原稿を終えようとしていますが、来年もおそらくこんな感じかと…
来年も気が向いたら読んで下さいね!
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