聖書の話 4月
今月の聖句
「神がまずわたしたちを愛してくださった。」
ヨハネの手紙Ⅰ
4章19節
新年度の最初の聖句です。
16節には「神は愛です。」とシンプルに表現されています。
また、ヨハネによる福音書には「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(13章34節)「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。」(15章9節)、というイエス様の言葉が記されています。
こんなふうに〝愛〟を語るヨハネさんは、イエス様の愛を、よほど強烈に感じていたのではないかと想像できます。
イエス様が語る神の愛が弟子たちに伝わり、イエス様の愛を弟子たちが世界中に伝え広めました。不勉強な私にも、キリスト教が〝愛の宗教〟と言われているのがわかるような気がします。
ところで、この聖句を子ども達に語るのは、とても難しいことです。
言葉どおりに伝えても、「神って誰?」「愛って何?」ということになるからです。
そこで、先生たちとは「愛を感じられる保育」「神様を身近に感じるような保育」を大切にしようと話をしました。
神様は目には見えないけれど私達を見守ってくれていて、困ったときには助けてくれる。
会ったことはないけれど、神様はいつも一緒にいてくれて、皆のことをわかってくれている…と、感じられるような保育を心掛けたいと思います。
「愛の反対は憎しみではなく無関心です。」というマザーテレサの言葉があります。
子ども達は何にでも、誰にでも関心を向けます。子どもの世界は愛でいっぱいなのです。
「人を愛するには、愛されて育つことが大切である」とも言います。
つまり、子ども達に関心を持って育てることが私達には求められているのです。
〝一人ひとりを大切に〟という、教育理念の実践に努めたいと思います。
このコーナーでは、当園のキリスト教保育を少しでも身近に感じていただけるように、私なりに感じたことをご紹介していきたいと思っています。よろしくお付き合いください。(早川)
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