げんきワールド6月号　体育講師　手嶋和仁（げんきスポーツ）

• 2018.06.12
• コラム

先日、長男のラグビーの試合を観に行きました。高校生にもなると、体格の差がもろにプレーに影響することも多く、びっくりするほど大きな選手に吹っ飛ばされるガリガリの我が息子…それでも一生懸命にプレーする姿を、ちょっと感心しながら観ていたのですが、相変わらず動きがおかしい…長男、小学校からラグビーは、やっているのでラグビーは好きなんでしょうが、ラグビー以外のスポーツに昔からほとんど興味がありません。何のスポーツもある程度はできるようになってほしいな…と僕が思っていたので、野球やサッカー、テニス等、小さい頃から一緒にすることが多かったのですがいまいち“好き！”にはならないまま今に至りました。その結果変な動きに…その代わり、僕が大好きな“釣り”が小さい頃から大好きで、たまに一緒に釣りに行くのですが、かなり上手くなっているし、僕より釣ることもよくあります。それとは真逆に、二男は小さい頃から動くことが大好きで、補助なし自転車は３歳からガンガン乗っていましたし、（長男は３歳でイカを釣りましたが…）ラグビーはもとより、野球、サッカー、バスケ…色々なスポーツを（上手いか下手かは別にして、見た目はかっこよく）こなすことが出来ます。（ちなみに二男は釣りはあまり好きではありません…）この２人が、好きになった、嫌いになった理由ははっきりとは分からないのですが、二男は昔から野球やサッカー等のテレビを毎日のように観て、食器棚のガラスに映った自分を見ながら、プロのスポーツ選手の真似をずっとやっていました。毎日のように“まね”をしていた二男…小学生の時に完成した、ホークスの１番から９番までのバッターの“ものまね”のクオリティはたいしたものでした…野球だけではなく色々なスポーツ選手の真似をしていくうちに、かっこいい動きを習得したようです。（言うまでもありませんが、長男はテレビでスポーツ番組を観ることは、ほぼほぼありませんが、釣り番組はよく見るので釣りの“スタイル”は中々かっこいいです…）スポーツに関しての二男はいわゆる“かっこつけタイプ”長男は“なりふり構わずタイプ”といった感じで大きくなっていきました。どちらがどう？とは言えませんが、ある程度“さま”になった動きは…ねえ、長男よ…
体育教室の時、「テレビでスポーツを観て鏡とか見ながらスポーツ選手の真似してみると、かっこいい動きができるようになるし、色々上手になるよ！」と、時々子供達に言っていますが、色々な事の上達に、見て真似をする事は本当に大事だと僕は思います。僕を含め、昔の男の子は“戦隊物”や“仮面ライダー”を観ながら“側転”が教えてもらわずに出来るようになっていました。（もちろんちゃんとした物ではありませんでしたし、「とうっ！」ってかけ声もついていましたが…）自分が運動している姿を見る機会って、なかなかありませんよね。子供はまねをすることが好きなはず！さあ！お家で早速やってみましょう！……って、スポーツ番組見せて、「はい！やってみてっ！」って訳にはなかなかいかないでしょうが…子供達が、ひとつでも多くの動きに興味を持ち、好きな運動がもっともっと増えるように、僕も頑張ります！そして子供さんが興味が出てきたところで全身が映る大きな鏡をそっとリビングに置いて…