天使こども園ニュース

げんきワールド 11月号 体育講師 手嶋和仁(げんきスポーツ)

  • 2020.11.02
  • コラム

またまた、“うちねた”で大変恐縮なのですが、ついに長男が高校ラグビーを引退する日が来てしまいました。いわゆる“花園予選”というやつなのですが、10月中旬の一回戦…試合前日は練習がオフだったのですが、なんだか落ち着かない様子の長男。
何だか朝からぴりぴり…たいした用もないのにあっちに出かけ、こっちに出かけ…結局は夕方から、近所に住む同じ高校のラグビー部の子達に連絡し、何人かで近くの公園に自主練習しに行きました。
その日の夜は、あまり熟睡できなかった様子の長男…と“奥さん”……………そして僕……
朝、長男を乗せ試合会場に向かう車の中では、いつもより、と~っても口数が少ない様子から、奥さんの緊張がピークだということがわかります…そんな車中、「もしかしたら負けて、今日の試合が最後になってしまうかも…」なんて考えてると、なんだか僕の鼓動も速くなってくるではありませんかっ(汗)
試合について「あ~しろ、こ~しろ!」なんて長男に言うと、面倒くさがられるのはわかっているのですが、「もし負けたら今日が最後…何か言いたい!声をかけたい!う~ん…なんて声をかけようか…」なんて考えている間にあっというまに試合会場に到着。
長男が車を降りる直前に僕の口から出た言葉は「最初から全開でいってこい!」でした。
それを聞いた長男…「あたりまえやんっ!」と、あまりこっちを見ることなく、車を降りて行ってしまいました。(今思い返すと何だか“こっぱずかしい”やりとりです…あぁ、恥ずかしいっ(汗っ))
少ししか顔は見えませんでしたが、その表情は凛々しく、何だか「あぁ、なんか大人になったなぁ」と感じる瞬間でした。
いざ試合が始まると僕の緊張は最高潮!自分が試合に出るわけでも何でもないのに、この心臓バクバクはどうしたものか…(あぁ~っ!)なんて調子だったのですが、試合が進むにつれ、声を張りリラックスしてプレーする長男の姿を見ているうちに、緊張もほぐれ、だんだんと試合を楽しんで観れるようになってきました…
結果、一回戦を無事勝利することが出来て一安心。試合に勝ったことも、もちろん嬉しかったのですが、もう一試合、一時でも長く、長男がラグビーをする姿を観れる事の喜びの方が大きかったです。
なんだか嬉しくって、その日の夜は、「寿司でも食べに行くかっ!」という僕に「も~うっ!そんなお金ないよ~」とか何とか言いながらまんざらでもない様子の奥さん…帰りの車内でそんな話しをしながら帰宅。
うちにいた二男に「夕方、寿司食べに行くよっ!」と上機嫌の僕が言うと、ここでトラブル発生…
「はぁ?そんなの急に言われても、俺、友達と遊び行く約束しとるし」…「友達には用事が出来たけん、遊べんくなったって言えばいいやん?」と僕が言うと、「こっちは前から約束しっとたんやけん、無理やし」…
ですと…「はぁぁ~っ?(怒っ)」「お前は寿司食べたくないんかぁ~!大体、しとる“し”、とか、“やし”って言葉遣いはなんや?あぁ~んっ?」と、さっきまでの僕の上機嫌はどこかに消し飛び、おもいっきり“寿司モード”だったのに、晩ご飯が“お寿司”じゃなくなった怒り、二男の態度に怒り…一気に怒りモードへ。
まぁ、急に思いついて言った事を聞かない二男に腹を立てる僕もどうかと思いますが…こういうのが、いわゆる“大人げない”ってやつなんでしょうか…
そして、1枚にまとめることが出来なかった、このお話はなんと来月号に続いてしまうのであります…

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