げんきワールド 2月号 体育教室講師 手嶋和仁先生(げんきスポーツ)
いよいよ今年度も残り少なくなってきました。
早いもので年長さんはもうすぐ卒園!卒園までに“あれも教えておきたいし、こんな事も経験しておいてほしいな…”なんて思っていた矢先…やってしまいました…
最初はくしゃみをしたときに“腰”がピキッ、となっただけでしたが、立ったり座ったりするときに“痛たたたっ”となってきました。
それでもあまり気にせずにいたのですが、翌朝、布団の中で大きなくしゃみをしたときに今度は“ゴンッ!”というショックが腰に…「これはまずい…」とは思ったのですが、その日の仕事へ…園に着いて色々と準備をしていると、だんだん右のお尻が痛くなってきました。
それからはあっという間に激しい痛みが右脚全体に広がり、悶絶状態…
それでも何とか夕方まで仕事をして、やっとの思いで家に帰ってきたのですが、立っていても、座っていても、寝てても痛い!しばらくは、あまりの痛みで車の運転も出来ず、仕事も休み、夜もほとんど眠れず…というはじめての経験をしました。
いわゆる“座骨神経痛”というやつみたいなのですが、かなりつらかったです…今も完治はしていないのですが、かなり回復してきました。
でも、こんな経験をした中でも、嬉しかった事がたくさんありました!
脚を引きずって歩く僕を見たこども達が、「せんせい大丈夫?」と声をかけてくれたり、園で会うたびに一日に何度も「もうなおった?」と聞いてきてくれて、立ち上がろうとする僕の手を引っ張ってくれて、両手を僕の脚に向け「はあ~っ!!」とパワーを送ってくれたこと。
つらい経験をしたことで、感じることが出来たこども達のやさしさ…お父さんお母さん、こども達は、確実に“育って”いますよ!
さて、この時期こども達が頑張っている“縄跳び”、続けて跳ぶのがなかなか難しい子も多いようです。
続けて跳べるようになるには、縄跳び以外の色々な運動経験をすることが大切なのですが、練習にもちょっとしたコツがあります。
ポイントは“2”です!いきなりぐるんぐるん縄を回して何回も跳ぶなんて、無理な話…1回は跳べるけど、2回目の縄が回らない、または1回跳んだら縄を回すのをやめてしまう…そんな時は、2回続けて縄を回す練習をやってみましょう。
一回目の縄が跳べたら、間髪入れずに“2っ!”と声をかけてあげるといいですよ!
実はこの“2回続けて”というのが縄跳び上達のための大きな“山”となっています。
大人が考えると、“体の横で肘から下を使って手首を回せばいい”という事はすぐにわかるのですが、こども達に最初に言っても、「???」となってしまいます。
そこで、効果的なのが、1回跳んだら、2回目の縄をすぐ回す練習をする方法です。
声を出して数えながら「い~ち、に!」と一回で終わらないように声をかけてあげるといいですね。(2回目に回す縄は、引っかかってしまってオッケーです!手を止めずに回す事が大事)
その時に、最初は肩の上から大きく縄を回してしまうでしょうが、それでも大丈夫です。段階的に少しずつ、手の位置が下がってきます。
周りのお友達がどんどん跳べるようになってくると、心配になってくるかもしれませんが、ゆっくり焦らず、そして何より“楽しく”が大切ですよ!
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