天使こども園ニュース

げんきワールド 4月号 体育教室 講師 手嶋和仁(げんきスポーツ)

  • 2018.05.14
  • コラム

2018.4.19
げんきスポーツ  手嶋 和仁
 少し遅くなりましたが、ご入園、ご進級おめでとうございます!今年度も体育教室便り“げんきワールド”を書かせていただきます、げんきスポーツの手嶋和仁です。月一回ではありますが、僕の想いや、運動のちょっとしたコツ、子供達の様子や出来事を、このページを通してお伝えしていきたいと思っています。
 ご存じの方もたくさんいらっしゃるでしょうが、“はじめまして!”の方もいらっしゃると思いますので、ちょっと自己紹介を…僕は、天使こども園の体育指導をさせていただくようになって、23年目になります。現在は毎週火・水曜日の保育時間内の体育教室(年中、年長)と、毎週火・水曜日、降園後の課外体育教室(年中、年長、小学1年生~4年生)の指導を行っています。(年少さんの課外レッスンは運動会後の水曜日に始まります。)その他の園の行事(もちつき、遠足…等々)にも、参加させていただいています。ちなみに我が子は、高1・中1…どちらも男で、“ラグビー”をしています。2人とも、なかなか難しいお年頃でして…

 さて体育教室といっても色々な会社があり、考え方や、指導方法もさまざまです。よくあるのが“さかあがり”や“跳び箱”といった運動が、ガンガン“できること”を最優先している、いわゆる“できてなんぼ!”のところ。確かに、同じ種目をどんどんくり返し、特訓すれば技術は早く身に付きます。運動が大好きで色んな事をすぐに飲み込み、できるようになる子はそんな指導でも苦にならないかもしれませんが、運動に苦手意識を持っている子や、あまり好きじゃない子はどうでしょう?…
色んな子供達がいる中で“特訓”のようなスタイルがいいとは僕は思えません。
 僕が体育指導で一番大事に思っていることは子供達が“楽しんで運動すること”!「早くできること」や「上手になること」といった“結果優先”ではなく、子供達が運動に取り組む「気持ち」や「姿勢」といった、子供の想いやプロセスを大事に考えています。幼児期の運動はただ、“できるようになればいい”(技術の習得)といったものではないのです。短期間で劇的に色々なことが上手になることも目的ではありません。年少、年中、年長…とたくさん体を動かし、楽しみながら取り組んでいく中で、心と体が成長していくのです。少し時間はかかるかもしれませんが、“くり返し特訓”より、なかみの濃いものになるはずです。
 こういった考えのもと、げんきスポーツでは体育指導をさせていただいています。これまでたくさんの子供達を見てきた中で『こんな子供に育ってほしい』という、げんきスポーツの“目標”は…
①やってみよう、頑張ってみようと思える子。
②自分の体の使い方がわかる子。
③体を動かすことを楽しめる子。
④考える前に、やってみることが出来る子。
⑤カードやゲームよりも外遊びが好きな子。…こんな子供達になって欲しいという願いです…
 子供達の体力や運動能力の低下が叫ばれ続けている昨今。子供達を取り巻く環境や、社会を考えると当たり前のことですよね。そんな現代っ子達のために、少しでも力になれるよう、目標に向かって一生懸命頑張ります!体育教室と、“げんきワールド”を一年間よろしくお願いします!!                

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