天使こども園ニュース

げんきワールド 7月号 体育講師 手嶋和仁(げんきスポーツ)

  • 2019.07.18
  • コラム

先日、年中・年長さん共に、体育教室で、今年初のプールに入りました!梅雨時期なので、曇り空で肌寒かったのですが、こども達は、にこにこ顔で屋上プールにやってきました。こども達に“プールのお約束”を話し、屋上から見える“サンリブ”のお客さんに聞こえるように大きな声を出して体操をしたら、少し冷たいシャワーを浴びて「うわーっ!!」「きゃーっ!!」と、毎年恒例のこども達の大きな大きな声が屋上に響き渡ります!そしていよいよプールに入る階段にやってくるのですが、シャワーからプールの入り口まで距離にして3~4メートルでしょうか、短い距離ですが「わ~っ!」「きゃ~!」「さむい~っ!」と言いながらこどもたち、走る走る…“プールのお約束②、プールの周りは走りません!”は、シャワーを浴びた瞬間に、こども達の頭の中から消えて無くなります!「こらこら~!走らんぞ~~!」と、声をかけますが、走りたくなる気持ちは良く分かります。身体が勝手に動いちゃうんですよねっ!(冷たい水をかけられれば大人だって走りたくなりますものね…)ちなみに、“プールのお約束”は他に、“プールの中でおしっこしません”“プールの水は飲みません”…などがあります。毎年、“おしっこ…”の話をすると、ゲラゲラと笑うこども達なのですが…“飲まんし~”と言っていたこども達なのですが…毎年…みんな、頼むよ…
いよいよプールの中に入っていくこども達、入り方もみんなそれぞれ!シャワーの時のような大きな声で「きゃ~っ!」と大声を出して入る子、(この入り方が一番多い)さっきまでニコニコしていたのに、急に真顔になっている子、(いざ入ってみると思っていたより怖かった)手すりにつかまり、自分の身体の限界まで足をピーーンッと伸ばして、プールの底を探っている子、(慎重に、それはそれは慎重に、水の深さを確かめている)…色んな入り方のこども達でしたが、みんな、すっごく良い表情でした!全員中に入ってから、手、お腹、胸…と、自分の身体に水をかけていきます!この時の水のかけ方や表情が、これまたみんなそれぞれで、とっても可笑しくて、可愛いんです!「お客さん、今日はようこそ、久留米天使こども温泉へ!ゆっくり肩まで浸かってくださ~い」…僕のアナウンスで肩まで浸かるこども達…「うわ~~っ!!」「つめた~~っ!!」と、その日一番のリアクション!!年に1、2回、入れるかどうかの貴重なプールの時間、こども達に少しでも「プールっておもしろい!」と思ってもらえるように、水を使った遊びや、得意?の“オーバーアクション”で、いつもより増して“おもしろおかしく!”を心がけながら、こども達に接していきます。ひとしきり楽しんでもらった後「今日はみんなにプレゼントがあるっちゃんね~欲しい?」と聞くと「いるいるっ!」と、ワクワク顔のこども達。「いっぱいのプレゼントがいい?それともちょびっと?」の問いに「いっぱいいっぱい!」とこども達。「わかったよ!じゃあ…ふっふっふっ」と、隠しておいた洗面器を取り出すと、察したこども達が「え~っ!それで水かけるっちゃろ~」と、みるみる不安そうな顔に…そう、プレゼントは洗面器に入った水。その水を頭からジャ~ッと…大ブーイングの中、「わかったわかった、すごく怖いお友達は、ちょびっとって言って。少し怖い人は中ぐらい。ぜんぜん怖くないなら大盛り満タンよ!」それぞれの水の量を見せた後に、一人ずつこども達の前に洗面器を持って近づきます。“大盛り”を選ぶ子の中には、滝に打たれるポーズをしたり、変な顔をしたりして周りを楽しい雰囲気に盛り上げてくれる子がいっぱい!“中くらいや、ちょびっと”を選び、泣きそうな顔や、ひきつった表情のこども達も、順番が来ると「少しだけ…」と、勇気を振り絞り、自分の気持ちを伝えてくれます。“ちょびっと”の水は、僕が片手ですくったぐらいの水の量。それでも、全身に力を入れ、怖いのをぐっとこらえる姿はとてもかわいらしく、そして頑張る姿は“ちょびっと”ではなく“大盛り!”のがんばりなのでした!!

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